インドカレー伝

  • 河出書房新社 (2006年12月16日発売)
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本棚登録 : 84
感想 : 12
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てっきりカレーだけにフォーカスをあてた本なのかなと思いましたが、カレーに関連した飲食物についても書かれています。最初は読んでるのが辛かったです。横文字が多いのと人物が色々と登場してくるので「あれ、この人誰だっけ?」となることがしばしば。また、僕は世界史があまり詳しくないので、国の場所やら地域の場所やらを最初のほうについている地図でしょっちょう確認しながら読まなければならなかったので疲れました。「インドカレー伝」というタイトルにもかかわらず、個人的に一番読み応えがあったのは第8章の「チャイ~紅茶大作戦~」でした。インドで紅茶が飲まれているなんて本書を読むまで恥ずかしながら知らなかったので。インドっていうと香辛料のイメージがありますが、それを紅茶にまで入れるなんて本当どれだけ好きなんだ!とツッコみたくなるほどのインド人の香辛料好きが描かれています。それと、著者のリジー・コリンガムさんよく調べてるなーと思わせてくれたのが「CoCo壱番屋」と美味しんぼについて最後のほうで触れている点ですね。思わず笑ってしまいました。いやいや、日本人として嬉しいことなんですよ。最後に、この本を読んで関心をもったことは「カースト制度」についてです。低位のカーストの人とは一緒に食事をしないとか、日本で生まれ育った者としては理解できないところです。同じ人間であるはずなのに悲しいですよね。本書はカレーのルーツを紹介するだけでなく、差別や移民問題など、考えるべき問題も取り扱っているので、そういったことに興味がある方も読んでみてください。あ、一つ注文をつけるとしたら...。いろんな料理のレシピが紹介されてるんですけど、写真かなんか載せてくれればイメージしやすかったですね。いちいちネットで検索するのがめんどくさいというのも理由の一つですけど(笑)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ノンフィクション
感想投稿日 : 2012年4月18日
読了日 : 2012年4月18日
本棚登録日 : 2012年4月18日

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