上・下巻あわせた感想。ローマン・ブリテン4部作の3作目。
2~5世紀、ブリテン島の南部・中部はローマ帝国の属州だった。衰退したローマ帝国が撤退した後のブリテン島が舞台。複雑な立場に置かれながら、誓いを守るために命の限り生き続けようとするアクイラ。
5世紀に生きたアクイラが、妹を思ってとった行動のために命をかけようとしている。現代においては、肉親を命をかけてまでは守る気のない人が結構いる。命をかけて生きることを忘れると、命を長らえることにしがみつくのだろうか…
誇りを持って生きること、命をかけて生きることの潔さを、5世紀に生きた主人公から学んだ。
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- 感想投稿日 : 2018年8月6日
- 読了日 : 2018年7月7日
- 本棚登録日 : 2018年8月5日
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