多動性障害児: 落ち着きのない子は病気か (講談社+α新書 28-1B)

著者 :
  • 講談社 (2000年8月1日発売)
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感想 : 13
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まず「多動」の子供が増えているのか,ということを考えてみたい.著者は医学的に見ると増加は説明できず,社会学的に取扱うことにより増大が説明できるというスタンスだ.社会の動きがより「はやく」なり,このような社会に対応できない子供があぶり出されているということだ.

実際には専門家の議論がまだまだ必要なレベルなのであろう.ただ,米国では既に結論を出しており,どんどんと薬物治療に向かっている.真の解答はどこにあるのだろうか.

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2015年8月9日
読了日 : 2015年8月9日
本棚登録日 : 2015年8月9日

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