本屋さんのダイアナ

4.14
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本棚登録 : 3863
レビュー : 557
著者 :
fuchenさん 柚木麻子   読み終わった 

私の呪いを解けるのは、私だけ。「大穴」という名前、金色に染められたパサパサの髪、行方知れずの父親。自分の全てを否定していた孤独なダイアナに、本の世界と同級生の彩子だけが光を与えてくれた。正反対の二人は、一瞬で親友になった。そう、“腹心の友”に―。少女から大人への輝ける瞬間。強さと切なさを紡ぐ長編小説。
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素直に面白かった!
対照的なダイアナと彩子の、お互いの「ないものねだり」の様子が、人の本質を表している気がする。
そんな二人が少女から大人に成長していくなかで、与えられた環境だけでなく、自分の力で進んでいかなければならないとき、一般的に不幸と言われそうなダイアナの人間力の強さと、一般的に幸せと言われそうな彩子の人間力の弱さなど、いろんな部分の対比の描き方が素晴らしかった。著者はどちらの気持ちにもなることができて、それを表現できるんだなぁ。

レビュー投稿日
2015年8月18日
読了日
2015年7月24日
本棚登録日
2015年7月24日
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