ビジネスを育てる

  • バジリコ (2005年4月2日発売)
3.67
  • (11)
  • (10)
  • (23)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 138
感想 : 19
3

事業には必ずライフサイクル
というものがあります。
永遠に続く事業というものはありません。

本日ご紹介する本は、

スモールビジネスに関して
事業をおこし、成長させていく過程で
参考になる考え方やヒントが書かれた1冊。

ポイントは
「自己表現」

ビジネスは、世の中に対して自分を表現したもの。

自分の得意とすること、好きなことを
世の中に貢献できる形で表したものが
ビジネスです。


「得意分野」

決して競合を打ち負かそうとしてはいけません。
競合と同じ事をやって、勝とうとすると、
相手も負けないように頑張り、
お互いに疲弊します。

”競合ができない何か”を顧客に提供しましょう。


「顧客に寄り添う」

顧客にぴったり寄り添うことが、
フェアな価格で良質の商品を提供するためのカギです。

常に、顧客が何に困っていて、
どの程度の困り事なのかを
知っているようにしましょう。

そのことが、必要な時に、リーズナブルな価格で
いいものを提供するための準備になります。


「品質の向上」

ビジネスが成長するに従って、
ますますサービス品質を維持することに
注力しなければなりません。

事業の成長期に忙しいからといって
品質を上げずにどんどん売ってしまうと
成熟期には、あちこちで問題が勃発して
必ずたいへんな目にあいます。

ぜひ、読んでみてください。



◆本から得た気づき◆
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
あなた自信のユニークな資質を思う存分発揮し、アイデア、製品、サービスとして世界に表現する
ビジネスが失敗する基本的要因は「顧客がいないこと」
スモールビジネスは、大企業のレーダーをかいくぐって自分専用のニッチな市場を作り上げられる
決して競合を打ち負かそうとしてはいけない。競合ができない何かを顧客に提供するのだ
もしあなたのビジネスプランがすべてうまくいくことを前提に成り立っているなら、早晩壁にぶつかるはずだ
デイリーに数字の意味をフォローする=毎日のビジネスの記録を丁寧にフォローすべきだ
良いビジネスアイデアを開発し、市場からパーミションを手に入れるタメには、あなたが良き顧客になる必要がある
顧客が「特別」ではない土壌に、「特別すばらしい」ビジネスが生まれようもない
良質の顧客からのフィードバックがなければ、ビジネスは失敗してしまう
人にたいするケアこそが、ビジネスのもっとも大きな報酬である
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆目次◆
第1章 あなたらしさを実現するために
第2章 成功のヒント、成功のワナ
第3章 小さくても大丈夫!
第4章 グッドアイデアだと思ったら時すでに遅し
第5章 成長の秘訣
第6章 お金
第7章 商売のセンス
第8章 まず、顧客に「パーミション」をもらうことから始めよう
第9章 顧客の視点から学ぶ
第10章 良い仲間で良い会社を作ろう
第11章 聖堂守
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆マインドマップ◆
http://image02.wiki.livedoor.jp/f/2/fujiit0202/490c32a74972463b.png
 

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 経営
感想投稿日 : 2012年7月13日
読了日 : 2012年7月13日
本棚登録日 : 2012年7月13日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする