青年のための読書クラブ (新潮文庫)

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本棚登録 : 1747
レビュー : 159
著者 :
fujiko2130さん 青春・家族   読み終わった 

少女たちの外見的醜さや浅はかさ・あざとさの書きこまれ方が、悪意をも感じるような描写が多かった。
もっと大人になった女性を描くならこのような表現も多いと思うけど、大人が少女を描くときは多少なりとも思い出を美化して、実際よりも美しく書くことの方が多いと思っていた。
作者は自分の少女時代をどのように振り返るのだろうか、気になった。
作者にとっての少女時代はキラキラした瑞々しい思い出ではなかったのだろうかと思ってしまう。

内容は、描写に暗い影を感じながらも面白く読めた。
烏丸紅子の話は、俗世から得体のしれない女子高に踏み入れるストーリーで、読んでいて紅子とともに学校の空気や異常性を体感することができた。
読書クラブという異形の巣窟は、読書好きなら共感できる部分も多く、サクセスストーリーのように進んでいく前半は読んでいて小気味よかった。

学校が継続した100年間の歴史の影に読書クラブあり。
過去と現在がつながるラストも、ある意味ロマンチックだったと思う。

レビュー投稿日
2014年1月15日
読了日
-
本棚登録日
2013年3月9日
1
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