背いて故郷 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 55
感想 : 5
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ハードボイルドな本は数多く読んできたが、その中でも、次はどうなるのか楽しみで、時間を惜しんで読みたくなる、そんな本だった。

密漁を取り締まる船の元船長だった主人公だが、その船が軍事と絡んでいたり、秘められた殺人事件を契機に、主人公が奔走するワクワクするストーリ。主人公はどこか冷めており、そんな心情をうまく描いており、共感するところもあり、面白い。また、話の中で美しい妙齢の女性が2名出てくるが、その描写もとても良かった。

大沢在昌など、ハードボイルド好きは絶対満足できる名著だ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年10月26日
読了日 : 2019年7月6日
本棚登録日 : 2019年7月6日

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