あらくれ (岩波文庫)

  • 岩波書店 (1972年9月16日発売)
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本棚登録 : 75
感想 : 8
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独立起業する女性、貞操観念に囚われない女性、そのことがセンセーショナルだった、暗黒時代を舞台にした戦前の小説。

自然主義という作法を、どうしたって好きになれないので、日本自然主義文学の4番バッターといわれる「あらくれ」も、端的にいえばつまらなかった。誤解を承知の上でいえば、『自然主義=娯楽性の放棄、詩の不在』だと思うので、文学史的な意味を持ち出して来て、本作を価値付けするような読み方に、ご苦労さまと皮肉でもいいたくなる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本の長編小説
感想投稿日 : 2014年1月25日
読了日 : 2011年5月26日
本棚登録日 : 2014年1月25日

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