短編集。5編ともに、戦争で何かを失った人間の悲劇を描いている。男性による問わず語り形式という点が特徴的で、小説として奇をてらうところは無い。
命を助けた負傷兵に、戦争で死んだ息子の名をつけて養子に迎える話「他人の血」と、表題作が印象に残る。
「夫の二人いる女」は体制賛美的で鼻白んだ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ロシア語文学
- 感想投稿日 : 2014年1月25日
- 読了日 : 2014年1月24日
- 本棚登録日 : 2014年1月25日
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