人間の運命 (角川文庫)

  • 角川書店 (2008年11月22日発売)
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本棚登録 : 161
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短編集。5編ともに、戦争で何かを失った人間の悲劇を描いている。男性による問わず語り形式という点が特徴的で、小説として奇をてらうところは無い。
命を助けた負傷兵に、戦争で死んだ息子の名をつけて養子に迎える話「他人の血」と、表題作が印象に残る。
「夫の二人いる女」は体制賛美的で鼻白んだ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ロシア語文学
感想投稿日 : 2014年1月25日
読了日 : 2014年1月24日
本棚登録日 : 2014年1月25日

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