ラテンアメリカ文学入門 - ボルヘス、ガルシア・マルケスから新世代の旗手まで (中公新書 2404)
- 中央公論新社 (2016年10月19日発売)
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感想 : 22件
単騎野を行くが如き仕事量の翻訳家、寺尾隆吉ならではのガイダンス本。巨匠の作品でも評価は辛辣。こういう著述態度で臨んでくれると、薦められた本に強い興味がわく。
空前のブームを経て、現在では玉石混淆どころか玉が見つからなくなるように至る過程が、要点を絞って書かれている。流れをつかむ意味でも分かりやすく、また出版文化論として読んでも秀逸。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
教養本・エッセイ
- 感想投稿日 : 2016年11月27日
- 読了日 : 2016年11月27日
- 本棚登録日 : 2016年11月27日
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