呪文の刻まれた「あら皮」に念じると願いが叶う。しかし寿命も削られていく。男は金を手にし、恋を叶え、、地位と名誉を手にするが...。
「暗黒事件」のようなロマンティシズムを求めて読んだら、哲学的思索の続く作風であった。決してつまらなくはないのだが、中華料理を求めて入った店で、冷や麦を食わされたような印象。しかしながら哲学一辺倒ではなく、神秘主義的な妖しさも漂い、一筋縄ではいかないところは流石。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
フランス文学
- 感想投稿日 : 2016年3月26日
- 読了日 : 2016年3月25日
- 本棚登録日 : 2016年3月13日
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