読書の技法

3.74
  • (262)
  • (529)
  • (385)
  • (80)
  • (17)
本棚登録 : 3882
レビュー : 518
著者 :
藤原新一さん  未設定  読み終わった 

本屋に行って、まず買わない(というか愚書である可能性が極めて高い)本だと僕が思っているのは次の条件に当てはまる本である。

①本の著者の写真が帯についている
②短期間の間に何冊も出版している

出版業界もマスコミもそうだが、「・・・が売れる」となると、一気にその「売れ筋」のものが大量に出回る。しかし、本など短期間でそんなに出版できるはずがない。結局、短期間でたくさん出版される本のほとんどが類似した情報、重複した情報がほとんどで、質が全く伴っていない。

この法則にあてはめれば、勝間和代、茂木健一郎、苫米地なにやら、それからこの本の著者である佐藤優が、僕にとって読むに値しないということになる。

ま、それでも読んでみようかと思ったのは文春新書『ぼくらの頭脳の鍛え方』(後日書評を書く予定)で少し興味を持ってしまったから、敢えて身銭を切って買ってみました。

結論からいうと、この本に書いてある事を実践できる人って、ほとんどいないと思います。速読なんてする必要はないし、この著者のいう読書なんて楽しくも何ともない。

結局「俺ってすごい本読んでるでしょ。頭も良いんです。いろんな本読んだから、こういうことも、ああいうことも何でも知ってますよ」と、間接的な自慢の本です。また著者は、小中高の英語・数学・日本史・世界史・政治経済の科目は理解しておくのが社会人の常識だと主張する。そして古代ギリシャ語等も半年かけて学べという。

もう、言ってることが無茶苦茶。普通の社会人は働きながら、時間を作り出して必要な知識を得ているわけで、みんながみんな著者のような「インテリジェンス」部門で働いているわけではない。英語・数学・歴史全ての分野に精通していたら、それこそこんな本を読む必要すらない。

こんな著者の頭脳自慢本を、★二つにしたのはこれからの世界は(本等から得られる)知識が必要となるという主張には、共感をおぼえたからで、多少頷くことも無くはないけど、まあ別に買うまでもない本だと思う。

やはり、先に挙げた法則は当っていたなぁと思う。この著者の本を買うことは、これから先おそらくないだろうなぁと思いました。

レビュー投稿日
2012年12月23日
読了日
2012年12月23日
本棚登録日
2012年12月23日
2
ツイートする
このエントリーをはてなブックマークに追加

『読書の技法』のレビューをもっとみる

『読書の技法』のレビューへのコメント

まだコメントはありません。

コメントをする場合は、ログインしてください。

『読書の技法』に藤原新一さんがつけたタグ

いいね!してくれた人

ツイートする