カメラ・オブスクーラ (光文社古典新訳文庫 Aナ 1-1)

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本棚登録 : 295
レビュー : 37
著者 :
制作 : 貝澤 哉 
深川夏眠さん  ロシア語文学   読み終わった 

地位も名誉もあり、裕福で私生活にも恵まれた男の心に、ふと魔が差して、
どんどん悪い方へ、抜き差しならない状況へと転がってゆくストーリー。
途中、タイトルの「意味」がわかった瞬間、慄然としたが、
彼がいい年をして無茶を仕出かすにしては、
育ちのよさのせいか、悪いヤツになりきれず、
むしろ小悪魔と小悪党のペアに翻弄される様子が憐れにして滑稽で、
そこがこの小説の面白さだと思ってしまう自分の性格には
幾分問題があるのか、どうか。
それにしても、巻末のナボコフ年譜、

> 1916年‐17歳、10月、死んだ伯父の遺産を元手に『詩集』を自費出版。

という短い記述に嫉妬と羨望を覚えて歯軋り(笑)。

「そう、生きるのは大変よね」(p.223)by 美少女マグダ

レビュー投稿日
2016年5月26日
読了日
2016年5月26日
本棚登録日
2016年5月3日
3
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