風雅なご隠居さんが、訪問者に一話ずつ物語を語ってもらい、
百本ある伽羅の線香で九十九まで数えよう……と、百物語を趣向する。
九十九話集めて、最後に残った一本の線香は無事を祈るために立てるという。
----------(ここまで上巻レビューに同じ)----------
下巻は五十三話から九十九話まで。
自分の気のせいかもしれないが、こちらの巻には、ところどころ、
内田百閒の掌篇に似た不気味さが感じられる。
……気のせいかもしれないけれど。
二次元の女に惚れ、一緒に年を取りたいという男の話=
六十五話「絵の中の女」が一番気持ち悪かった。
いや、いい意味で(笑)
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
《か》~《そ》
- 感想投稿日 : 2013年1月1日
- 読了日 : 2013年1月1日
- 本棚登録日 : 2013年1月1日
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