タイトルは分数の意。
少し前に話題になったという作品を、
そうとも知らずに過ごしてきましたが
(作者の名前と作風は知っていた)
急に読みたくなったので買ってしまった。
購入前にネタバレレビューをいくつか読んで、
仕掛けの部分が実際に「どんな風に」描かれているかを
確認したくなったので。
その手のレビューには、ほぼ必ず、
「これからちゃんと読む気のある人はネタバレ部分を見ないで!」
という注意書きがあるんですけど、
どんな話か気になってるときは見ちゃいますよ、そりゃ(笑)。
……で、うぁぁ、そういう描き方ですかぁ、と唸りました。
小説ならではの手法と考えられている「叙述トリック」を
漫画で実践してみよう、ということなんだけど、
逆に、この作品をノベライズするのは不可能に近い……のかなぁ、と。
作者の「ミステリ漫画を描こう」という意気込みというか
情熱が伝わってきて、その部分には感動しましたが、
ストーリーは不謹慎極まりないです。
ただ、個人的には、どんな美女だって豊満な肉体だって、
死んでしまえばただの肉塊――っていう相対化には同感します。
いや、しかし、面白かったけど、
何度も読み返すほど愛着が湧くかというと、
それは、ちょっと、どうなんだろう(^^;)
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
《か》~《そ》
- 感想投稿日 : 2011年12月22日
- 読了日 : 2011年12月22日
- 本棚登録日 : 2011年12月22日
みんなの感想をみる