ブクログやってなかったら出会わなかったであろう一冊。
他の方のレビューを読んで、なんか気になったので手に取ってみるブクログの醍醐味。
とある食堂の夜を中心に繰り広げられる凛とした空気感、優しさ、静謐さに溢れた”濃紺の背景に輝くひとつの星”の装丁のイメージどおりの物語。
決して尖った人は出てこないのだが、”らしさ”を持った人々が食堂というアンカーを持ちながらそれぞれの人生を歩んでいる姿をときにシリアスにときにユーモラスに切り取っている。
いろいろ悩みや不安、満たされない思いもあるのだろうが、こんな日常を送れたらと思ってしまうような穏やかで悪意のない世界。
でも現実にはやれ「それが仕様です」だの、「そのアプローチじゃない」だの、どうでもよいビジネスワールド。
だからこそ本を読んでしまうのです。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説その他
- 感想投稿日 : 2021年8月8日
- 読了日 : 2021年8月3日
- 本棚登録日 : 2021年8月8日
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コメント 4件
☆ベルガモット☆さんのコメント
2022/12/04
fukayanegiさんのコメント
2022/12/04
☆ベルガモット☆さんのコメント
2022/12/04
fukayanegiさんのコメント
2022/12/05