12歳のHeidiと知的障害のある母は
赤ちゃんの頃、母と共にBernadetteのアパートに
突然現れ、一緒に暮らすようになります。
23語しか話せない母と広場恐怖症のため、
家から一歩も出られないBernadette。
Heidiは学校に行かず、
Bernadetteに読み書きを教えてもらいます。
ある日、引き出しからインスタントカメラと古い赤いセーターを見つけ、フィルムを現像に出したところ、
施設のクリスマスパーティーで妊娠中の母と
赤いセーターを着た祖母と思われる人物が
写っていました。
母の言葉で唯一分からない "soof"という言葉、
自分の名前はSo B. It と言うため、
Heidiは苗字をItと思うしかありません。
自分は誰なのか、父の存在も誕生日も分からない。
写真に写っていたニューヨークの施設Hilltop Homeへ
問い合わせの電話を掛けますが、
返答を拒否され続けてしまいます。
Heidiは抜群の勘を利用してスロットで
資金を稼ぎ、年齢を偽ってネバダ州のRenoから
施設のあるニューヨークのLibertyへ
自分探しの旅に出ます。
不幸な生い立ちかもしれませんが、
彼女を取り巻く大人たちは善人が多く、
Heidiの成長と共に最後は暖かい気持ちになりました。
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読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
洋書YL5.0~5.9
- 感想投稿日 : 2014年7月6日
- 読了日 : 2014年7月6日
- 本棚登録日 : 2014年7月6日
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