タイトル通り、乱歩先生の作品をモチーフにした短編集。
ただ、最後の二作品は乱歩先生とは関係ない。出来れば全部乱歩先生にして欲しかった。
「屋根裏の散歩者」「赤い部屋」「D坂の殺人事件」「夢遊病者の死」「押し絵と旅する男」を連想させるタイトルが並ぶが、よく読むと他の乱歩作品もミックスされていて、乱歩先生好きには堪らない。
それでありながら、中身はしっかり三津田テイストでありホラーのような妖気と怪奇とタイトルがにある幻想が混ざった感じ。更には三津田さんの作品に出てくるあんな人こんな人、お馴染みの地名なども出て来て三津田さんファンにもサービス満載。
三津田さんテイストなのに乱歩先生らしい雰囲気もあって、三津田さんが上手いのか乱歩作品の懐の奥深さなのか、興味深く読んだあとはまた、乱歩作品が読みたくなった。
最後の二作品はあの有名なホラー作品のモチーフとウルトラシリーズのモチーフ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ミステリー・名探偵
- 感想投稿日 : 2019年6月11日
- 読了日 : 2019年6月11日
- 本棚登録日 : 2019年6月11日
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コメント 2件
moboyokohamaさんのコメント
2019/06/12
fuku ※たまにレビューします さんのコメント
2019/06/12