ヒトリコ

著者 :
  • 小学館 (2015年6月24日発売)
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本棚登録 : 635
感想 : 98
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『ヒトリコ』になる前の日都子と『ヒトリコ』になってからの日都子は、自分のことしか考えなかった子供から周りの人々を見ることが出来る少女へと変わった。
それでも相手にズバリと痛いところを突いてしまうところが日都子なんだけど。
嘉穂の方が正直で理解出来た。好感度は低いけれど。
特に冬希、あんなエキセントリックな母親に育てられながらもこんな好少年によく成長してくれたなと感心。
『ヒトリコ』の日都子、『ヒトリコ』にしてしまったきっかけの元同級生たち、それぞれの成長が苦く切なく爽やかに描いてあって、粗削りなもののインパクト大な良い作品だった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ドラマ 青春・成長・学校
感想投稿日 : 2015年9月1日
読了日 : 2015年9月1日
本棚登録日 : 2015年9月1日

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