論理学の分野は、時折、記号の使い方が独特な場合があり、特に翻訳本の場合はその言語的な慣習により、日本で一般に使用されるものと程度の差はあれ、違う場合があり戸惑うことも多い。さらに厄介なのは、その記号をどのように読んだら(発声したら)良いのかがわからないことも多々ある(その点は当方の浅学非才に求められることであるが)。本著は「超入門」とのタイトルがついているので、初学者向けに書かれているものと思いきや、内容が様々な議論の「さわり」といった意味での「超入門」であるので、これ一冊で論理学は一通りOKというわけにはいかないし、難しい(初学者には説明不足)な部分も多い。巻末に記号一覧があるのは有用である。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
哲学・思想
- 感想投稿日 : 2022年4月11日
- 読了日 : 2022年4月11日
- 本棚登録日 : 2021年10月11日
みんなの感想をみる