川崎駅の周りはチッタやらラゾーナやらなんやらでとても華やかだけども、そこは少し前は工場街でドヤ街だったという話を聞いたりする。実際行くと、少し行くとそういう雰囲気がどことなく感じたりもする。
この本は川崎に少し前には確実にあり、今も隙間や端に残ったものを、当事者たちへのインタビューを中心にルポルタージュ形式でまとめている。貧困や人種差別、国籍差別とかの社会問題と、hiphopを中心としたカウンターカルチャーのウネリのようなものがあい混ざった感じがとてもスリリングに描かれていてとても面白い。
正直ほんとうに川崎ってこんなにヤバいのかな?というような感覚も覚えるが、そんなのはあまり関係ない気もする。
サウスサイド川崎!
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- 感想投稿日 : 2018年4月6日
- 読了日 : 2018年4月6日
- 本棚登録日 : 2018年4月6日
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