子どもたちは夜と遊ぶ (下) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2008年5月15日発売)
4.06
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本棚登録 : 9545
感想 : 846
5

どうして彼女(辻村深月)の作品からは、こんなにも愛を感じられるのでしょうか。
とても残酷で、悲しくて、切なくて、けしてハッピーエンドではないのに胸が熱くなるこの読後感。
しかも後半のどんでん返し。またしてもやられた感がハンパなく、違和感がありながらも気持ち良く騙されていました。その反動で切なさ倍増で涙が止まらず…。
ラストは浦沢直樹の『モンスター』の様だな〜と思いました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 辻村深月
感想投稿日 : 2014年6月1日
読了日 : 2014年6月1日
本棚登録日 : 2014年6月1日

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コメント 3件

vilureefさんのコメント
2014/06/05

はじめまして♪

フォロー&花丸ありがとうございます。
辻村さんの本は今までに一冊しか読んだことがありません。
是非読んでみたいと思っているのですが後回しになってしまって・・・(^_^;)
でもフーミンさんのレビューを見たら読みたくなりました。

最近、読書もちょっと停滞気味でなかなかレビューがアップできませんが、みなさんのレビューはマメに覗いております。
これからもよろしくお願いします(^_-)-☆

フーミンさんのコメント
2014/06/05

はじめましてvilureefさん。
こちらこそ花丸&フォローありがとうございます。
私もブクログでのレビューを通して初めて辻村さんを知ったので、これから彼女の作品を追いかけていきますが今のところハズレなしな感じです。今までいかに視野が狭かったのかを痛感して、これから色々な作品に触れたいと思っている所です。
vilureefさんのレビューはとても引き込まれるものが多く、是非参考にさせてもらいます♪
こちらこそよろしくお願いします☆

akitukiyukaさんのコメント
2014/06/06

コメント&花丸ありがとうございます。
せっかく褒めていただけた考察は、どちらかというと勘に近いです(笑)なので申し訳ない気がしつつ、うれしかったです。
最後の上原愛のところは成る程!となりました。辻村さんの構成の勝利ですね。
フーミンさんのレビューはあたたかいいいレビューですね。
私も浦沢さんのモンスターを思い出しました。あのラストも私は大好きです。

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