知的障害のある青年が、IQを劇的に上昇させる脳外科手術を受け、天才になって論文を発表し、恋をして、自分を捨てた親に会いに行き、やがて手術の効果が徐々に失われて元の知能に戻っていく。その過程を、主人公が「経過報告」でつづるという形式の小説。

作品の序盤から中盤にかけ、「普通」になりたいと願う主人公の願望や、障害のある子どもを育てる親の葛藤や苦しみ、障害のある子とない子の兄妹関係を描いたシーンがたびたび登場する。

私の息子3人のうち2人は発達障害の診断を受けている。作品で描かれる主人公や親の苦しみは、我が家の状況と完全に一致するわけではないが、重なる部分も多くて他人事とは思えず、読んでいて胸が苦しくなった。

SFとして読むだけでなく、この作品を通じて障害者からの視点や障害児を育てる親の苦悩に思いを寄せる人が一人でも増えればいいと思う。

2025年4月20日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2025年4月20日]

ドイツ文学とかゲーテについて興味や知識がない人が読んでも全く面白くないと思う。

2025年3月13日

読書状況 読み終わった [2025年3月13日]

管理職として部下に、上司に、関係部署の人に、社外の取引先に使える言葉を紹介してくれている。さらっと読める本で、なるほどとためになる。さっそくいくつかを手帳にメモった。

2025年3月1日

読書状況 読み終わった [2025年3月1日]

直木賞受賞作で、5篇からなる短編集。帯に「澄み渡るほど心整う全5篇」とあるが、まさしくそんな感じ。どれも美しい物語。

とりわけ印象深かったのは表題作と、長崎原爆の被爆直後に爆心地近くで標本を採取していた男性を描いた「祈りの破片」だ。

2025年3月1日

読書状況 読み終わった [2025年3月1日]

気くばりの必要性は分かったけど、少し内容が浅いかな

2025年2月24日

読書状況 読み終わった [2025年2月24日]

先日、出張のため初めて対馬に行った。最北端の海岸近くから釜山の山がうっすらと見え、国境の島であることに感銘を受けた。何か対馬の風土にまつわる本を読みたいと思い、この本を選んだ。筆者ら一行が壱岐と対馬を旅したときの模様を、地元の人々の暮らし、信仰、歴史、朝鮮文化との交わりとともに描いている。やや古いが、また対馬に行きたくなる本だった。

2025年2月19日

読書状況 読み終わった [2025年2月19日]

脳科学者としての知見を存分に発揮した内容を期待していたが、やや裏切られた印象。一つ一つのテーマについて突き詰められないまま次のテーマに移るので、消化不良な感じがした。途中から読むのが苦痛になった。

2025年2月13日

読書状況 読み終わった [2025年2月13日]

我が家に関係のある部分だけ読んだ。そこだけで十分だった。

2025年2月8日

読書状況 読み終わった [2025年2月8日]

管理職になるにあたって部下との接し方を学ぼうと思って読んだ。すでに実践していること、大事だと思いながら実践できていないところを最認識させられ、新たなヒントも得られた。再読し、折に触れて目を通すようにしたい

2025年2月6日

読書状況 読み終わった [2025年2月6日]

臨床心理学の基礎的な知識を分かりやすく解説している。用語を見出しにとって項目立ててあるので、ひと通り読んで学ぶだけでなく、辞典のような使い方もできるだろう。

2025年1月27日

読書状況 読み終わった [2025年1月27日]

定年後の働き方を考えるうえで、ある程度は参考になったかな。定年後の働き方の統計的な情報と7人の実例から、日本の高齢者の働き方の現状を説明した部分が中心で、積極的にこうしたらいいと提案する要素が少なかったのが残念。

2025年1月20日

読書状況 読み終わった [2025年1月20日]

登場人物があまり多くなくて、文章も読みやすく、ストーリーの展開も巧みで、さすが東野圭吾という感じの作品ではあるが…ラストの種明かしには腑に落ちないところがある。

藤堂夫が妻の他殺死体を見つけたとき、巧妙に他殺に見せかけて証拠隠滅しようと準備を整えてから自分も自殺して家に火をつけたというのは、流石にあまり現実味を感じなかった。

2025年1月18日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2025年1月18日]

両親を亡くして天涯孤独となった青年が大学を辞めて商店街の総菜店で働き始めるところから物語は始まる。実直な主人公の日々にそれなりのエピソードが散りばめられつつ、3分の2ほどは淡々と物語が進むが、終盤は主人公が自ら人生を掴み取るために動き出す。いい話だった。

2025年1月12日

読書状況 読み終わった [2025年1月12日]

戦時中に不登校になって読み書きができないまま苦労して生きてきた男性が、退職後に夜間中学で字を覚え、長年連れ添った妻にラブレターを書いたという実話を描いたノンフィクション。泣ける。

2024年12月30日

読書状況 読み終わった [2024年12月30日]

同じ著者の「ひきこもり救出マニュアル」「社会的ひきこもり」を読んで、斎藤環さんの考え方をもっと知りたいと思って読んだ。考え方の裏付けとなる海外の著名な精神科医の理論を紹介しているところはやや難解だったが、それ以外は基本的にはほかの著書と同じような内容で、すんなりと腑に落ちた。

2024年12月13日

読書状況 読み終わった [2024年12月13日]

不登校で発達障害のある中学生の息子について学ぶために読んだ。わが子の特性について考えながら読んだ。一般論としても、本書に挙げられている事例を読んでも、なるほどと思える内容だったが、わが子に当てはめようとするとなかなか難しい。典型的な特性の子の場合は分かりやすいのだろうが、わが子はASDとADHDの両方の診断があり、定型発達の子たちの中では擬態しているので、特性を具体的につかみづらい。本書をすぐに実生活に生かすには、もう少し息子について知り、本書も読み込む必要がありそうだ。

2024年12月10日

読書状況 読み終わった [2024年12月10日]

子どもが不登校になったとき、子どもはどういう状態にあるのか。親はどう接すればいいのか。発達障害の影響は。進路は豆腐考えればいいのか。専門家が具体的な事例を挙げて分かりやすい言葉で書いているので、読みやすく、繰り返し読むにもいい。

2024年12月10日

読書状況 読み終わった [2024年12月10日]

ひきこもりを題材とした斎藤環さんの著書では、本書の初版が出た後に出版された「『ひきこもり』救出マニュアル」を先に読んだが、本書も当然ながら趣旨は同じ。内容的には納得できることばかりで大変参考になるが、先に「救出マニュアル」を読んでいたら、本書は読む必要はない。なぜなら、本書をより詳しくしたのが「救出マニュアル」なので。

2024年12月2日

読書状況 読み終わった [2024年12月2日]

テレビドラマに触発されて読んだ。
いろんな背景を持つ年齢もバラバラの県立高校定時制の先生と生徒たちが主人公。
終盤からラストにかけて、何度か涙が出ました。
中心となる主人公の若者が、発達障害があって不登校の息子と重なった。

2024年11月27日

読書状況 読み終わった [2024年11月27日]

理論編に続けて読んだ。
Q&A形式で、ひきこもり対応について具体的なアドバイスが記載されている。
20年前の本だが、いまでも基本的には書かれていることの重要性は変わらない。
いい本に巡り合えた。

2024年11月24日

読書状況 読み終わった [2024年11月24日]

子どもの不登校についてのヒントを得たくて読んでみた。ひきこもりと不登校は同じではないが、不登校についても触れられおり、共する対応も少なくない。これまで学び、いま実践していることが間違いではないと再確認できた。

2024年11月24日

読書状況 読み終わった [2024年11月24日]

今ひとつ深みが足りない

2024年11月17日

読書状況 読み終わった [2024年11月17日]

傷ついた人のケアは、専門家が担うより一般の人がすることの方がはるかに多い。身近な人が傷ついたときにどうケアしたらいいのか。これがこの本のテーマ。

思春期の息子とは言葉で相談をされることはほとんどないが、大事な局面でこの本から学んだことが生かせたらいいと思う。

2024年11月17日

読書状況 読み終わった [2024年11月17日]

中高生の息子たちが読んで少し興味持ってくれたらいいなあ

2024年11月17日

読書状況 読み終わった [2024年11月17日]
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