半世紀生きてきて幼い頃から「有害な男らしさ」による性差の押し付けや性別による差別に悩まされてきた。ここ数年のジェンダー認識の変化は好ましい流れだが、自分の若い頃にどうしてこうならなかったのか、と思うことはある。とはいえ、自分の周囲にも「有害な男らしさ」に囚われた男子たちはたくさんいるし、それを理解せずに思考が停止したかつての男の子たちもたくさんいる。未来を決めるのはお偉方ではない。偉くもなれず、多くのことに悩まされてきた世代として、この本で「男らしさ」を見直し、これからへの提言としてまとめてもらえたのは本当にありがたく思っている。この本が男子たちにも定番として長く読んでもらえるように。
読書状況:読み終わった
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仕事で読んだよ
- 感想投稿日 : 2021年4月10日
- 読了日 : 2021年4月10日
- 本棚登録日 : 2021年3月31日
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