韓非子 (第3冊) (岩波文庫 青 210-3)

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  • 岩波書店 (1994年6月16日発売)
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古代の聖王の仁義の徳を語っても、それで国を正すことができないのは、これはやはりそれで遊ぶことはできても、実際には国を治めることのできないものだからである

賢明な君主は、相手が自分に背かないことを頼みとはせず、相手がそむけないような自分であることを頼みとする。相手が自分を騙さないことを頼みとはせず、相手が騙せないような自分であることを頼みとする

上君のともにおるは皆その師なり、中は皆その友なり、下はことごとくその使なり

そもそも烏を馴らすには、その下羽を切り取ってしまう。下羽を切り取ると、必ず人に頼って餌を食べることになるから、どうしても人になれない訳にはいかない

君主は外国を手本にしようとするものだが、外国の事情が正しく伝えられなければ事は成功しない。君主は古代を手本にしようとするものだが、学者の説明が適切でなければ名誉は上がらない

お前の身に利益を得たいと思ったら、まずお前の主君が利益を得るようにすることだ

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感想投稿日 : 2012年11月16日
本棚登録日 : 2012年11月16日

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