『「性に対するあり方は、無理には変えられないものなのよ。それは誰にとっても同じだわ。そうあること自体は、間違ったことなんかじゃないのよ」』(p198) 「性を手がかりとして、自分を知るため」の本だと思った。言葉で分けられない気持ちは、割り切る必要なんかなくて。何が普通かそうでないかなんて決定的なものもなくて。凝り固まった常識を一旦外して、自分や他人を見つめなおしたらどうか、と提案してくれる優しさを終始感じた。タイトルで何かが限定されそうなのが惜しいなぁと思うくらい、本当に幅広く考えられる良い本だと思う。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2015年6月5日
- 読了日 : 2015年6月3日
- 本棚登録日 : 2015年6月5日
みんなの感想をみる