んだこりゃ?
これは日本公開はされたんでしょうかね。
制作が2007年なので、割りと新しい。
現在、「ウルヴァリン・SAMURAI」が公開されていて、トンデモ日本描写には気を使ってるとかヒュー・ジャックマンが言ってましたが。実際観てないのでなんとも言えません。
一方、ほとんど気を使ってない。気を使う気もないのが本作です。
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好きか嫌いかで言うと好き
そう。
好きな俳優が沢山でてるので、見ました。
ジェット・リー
ジェイソン・ステイサム
ジョン・ローン
そして石橋凌
石橋凌はともかく。
このラインナップで、割りと良いプロットで、なんでこれなんだろう。
そもそも、マーケット的に誰をターゲットにどういう意図で作られたのかが不明。
日・中・韓が三つ巴で、英国人(米国)のジェイソンが絡んでくるという。
最後までどんでん返しが続くので、緊張感はあります。
ジェット・リーの冷血漢も板についている。
ジャパニーズヤクザとチャイニーズマフィアの抗争がサンフランシスコで繰り広げられ、FBIが絡んでくる。
多分、そのFBI捜査官でジェイソン・ステイサムの相棒ぽいのが韓国系米国人ぽいんですが、よくわかりません。
それより、後からジェイソンの相棒になる、偉丈夫な黒髪ロン毛の韓国人が格好良い。
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やっぱ、俳優が活かせてない
香港マフィアの親玉がジョン・ローン。
日本ヤクザの親分が石橋凌。
ジョン・ローンが中国系米人のギャングを演るのはイヤー・オブ・ザ・ドラゴンでもそうでした。観てないけど。
そして、石橋凌もハリウッドではヤクザ率高いですね。
チャイニーズマフィアではそれほど象徴的ではないのですが、この映画の逆説的な見所はやはり、ジャパニーズ(ヤクザ)の描かれ方。
どうしても、かなりエキゾチックなんでしょうね。
やっぱりそれか、みたいなステレオタイプ健在です。
ラストサムライ以降のアメリカ映画としては、ワザとやってる?みたいな気もします。
・ヤクザは全員倶利伽羅紋々全開。しかもタトゥー的に手の甲まで入ってる。だからスーツ着ててもヤクザ丸出し。いかにスジモンでも日常生活に影響ありすぎ。しかも石橋凌は経済ヤクザなのに。
・何故かサンフランシスコで丁半賭博をやってる。そのヤクザを始め、ほとんどみんな日本語が喋れない。英語の字幕が付いてるんですが、肝心の日本語が聞き取れない。ので無理やり英語を読む。
・石橋凌の娘役のデヴォン・青木がルーシー・リューくらい日本語がヘタ。で、何故か顔見てると殴りたくなってくるタイプ。
・あちこちになんか変な垂れ幕がはってある。そこに意味不明な四文字熟語とか書いてある。東南アジアのパチもん日本語Tシャツみたい。石橋凌はなんも言わなかったのか。
・ヤクザの殴りこみが忍者装束。向こうの映画は「ラストサムライ」からして、どうしてもニンジャを出さないと気が済まないらしい。
などなど、ツッコミたい人は是非観てほしい。
そして、それぞれの持ち味を見事に殺して迷走している映画。
その中でも、確かな演技を魅せてくれれるジェット・リーは格別にステキでした。
ステキなんだけど、結局お前は誰なんだ?という感情移入しにくい設定なんでイマイチ・・・。
ジョン・ローンはなぜこの役を引き受けたのか。
「仁義なき戦い」で言えば、槇原あたりの役どころじゃない?
それとケインコスギがヤクザ(こんな健やかな顔した爽やかなヤクザ見たことない)の下っ端役で、石橋凌に散々な目に会います。でもジェット・リーともタイマンできるので、良かったかも。ショー・コスギの七光はあんまり届いてないようです。
- 感想投稿日 : 2013年9月13日
- 読了日 : 2013年9月13日
- 本棚登録日 : 2013年9月13日
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