第二巻は、日本人が知っている中国の歴史上の人物オールスターキャスト、とでも言いたくなる感じだった。
空海が徐文強の畑の怪の謎を解くべく動く。
それはどうやら、安禄山の乱の際の、楊貴妃縊殺に関わるらしい。
貴妃の墓で、白楽天と出会い、都長安へ戻れば、柳宗元や韓愈と語り合う。
それも、楊貴妃の死の真相を語る、晁衡(阿倍仲麻呂)の残した文を巡って。
貴妃は、騒乱で死んだのではなかった、仮死状態にして蘇生させ、後で日本に逃がすつもりだった。
そして玄宗皇帝の命で、日本へ連れて行くのは仲麻呂だと――。
たしかにねえ、そんな伝説も聞いたことあったなあ。
何という派手な構図。
エンタメ小説として、これで面白くなかったらどうよ、という感じ。
ところで。
表紙の男性は誰?
白楽天なのかなあ。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年1月28日
- 読了日 : 2020年1月28日
- 本棚登録日 : 2020年1月28日
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