「論語」再説 (中公文庫 か 45-4)

  • 中央公論新社 (2009年3月1日発売)
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感想 : 3
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「論語」は、リンギョと読む?
中国人には「正しい筋道を述べた本」として理解されており、時には実利的な読み方もされていたらしい?
君子と小人の違いは、知識人であるかどうかではなく、知識人である上で、決断力、判断力を求められる立場の人が君子(君子儒)であり、習熟すれば誰でもできる業務に携わるのが小人儒だとか?
いやはや、びっくりすることだらけだ。

孔子程の人であっても、意外と外見に騙されるという話を読んで、ちょっと親しみが湧いた。
容貌に恵まれない澹台滅明を「材、薄し」と評したら、のちに三百人の弟子を抱える大先生に育ってしまったとか。
高柴を低身長からか、「愚」と思っていたとか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2017年5月4日
読了日 : 2017年5月4日
本棚登録日 : 2017年5月4日

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