辞書を編む (光文社新書)

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本棚登録 : 765
レビュー : 78
著者 :
gaacoさん  未設定  読み終わった 

先週6月11日、NHKの「プロフェッショナルー仕事の流儀」でも取り上げられていた飯間さん。
番組でもワードハンティングや、データの整理、語釈執筆などの様子が紹介されていて、まさに本書での通りだったわけだが。
『三国』への愛に溢れ、相当饒舌な印象さえ受ける。
あ、勿論、悪い意味ではなく。

本書は、辞書編纂の手順に沿って、章が割り当てられている。
編集方針があって、用例採集、取捨選択、語釈を書き、既存の項目の内容を手入れする。
語釈を書く苦労を、ある意味面白おかしく紹介するあたりは、さすがだなあ、と思う。
特に「キャバクラ」のあたりは捧腹絶倒もの。

一方、考えさせられるのは最終章の「これからの国語辞典」。
紙辞書の敵は電子辞書にあらず、ウェブ上のフリーの辞典だという。
紙辞書が淘汰されてしまったり、採算が取れなくなって、高価なものになってしまったりする未来は、ちょっと嫌だ。
うまく棲み分けをしてもらいたいと望む一方で、こちらもお金を出して辞書を買うという協力をしていかなくては。

レビュー投稿日
2018年6月17日
読了日
2018年6月17日
本棚登録日
2018年6月17日
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