アンソロジーはあまり好きじゃないけど、この作家陣なら面白くないわけがない。
薬丸岳作品には夏目刑事が、柚月裕子作品には佐方検事が、今野敏作品には安積班長が登場するとなればもう、美味しいとこどりの全部乗せみたいな印象。
短篇だけに事件そのものはそれほど興奮するほどのものではないけれど、それぞれの刑事、検事にそれぞれの生き方がある感じがなかなかいい。
なかでも、唯一の女性作家・柚月裕子さんの描く男たちが一番男前な気がするのは、やはり女性の理想だからか。
佐方検事の上司である筒井副部長の言葉にはしびれた~
「俺は、恨みは晴らさないが、胸に刻む主義だ」
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
アンソロジー
- 感想投稿日 : 2019年1月22日
- 読了日 : 2019年1月22日
- 本棚登録日 : 2019年1月22日
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