ナースの卯月に視えるもの2 絆をつなぐ (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2024年11月6日発売)
本で見る
3.86
  • (24)
  • (29)
  • (37)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 408
感想 : 34
3

前作でも当初のミステリ感が徐々に落ちて行くようなことが続編でも見られる。死に頻した患者が思い残しとして見えていたのが、それほど重篤で無くとも見えている。思い残しが見えても積極的に原因を探りに行っていない。看護師の立場での日常が色濃く反映されている。
母親が倒れて、それに感情的に反発する姿はちょっと残念に思った。普通の家庭では当然のような出来事かも知れないが、看護師としてはどうなのだろうか? 診断に対する医者への反発、リハビリを拒む母への批判、その後の長い後悔、、、

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2025年5月31日
読了日 : 2025年5月31日
本棚登録日 : 2025年5月31日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする