『ファウスト』と『百物語』収録。
内容は置いておいて、手塚治虫の遊び心あふれる、漫画における実験的手法には思わず感心させられる。
漫画がより広く一般に浸透している現在でも、ここまで漫画を用いて遊べる著者も珍しいだろう。
また、コミカルな人物描写と対照的な緻密な風景描写。
彼の描かんとしている世界がそのまま読者に伝わってくる。
収録の二作品は、ともに現代日本とはかけ離れた舞台であるが、それぞれの世界の空気がありありと伝わってくる。
『百物語』の最後に収められた唄は何なんだろうか…
さらなる考察が必要である…
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
漫画
- 感想投稿日 : 2011年11月3日
- 読了日 : 2011年11月3日
- 本棚登録日 : 2011年11月3日
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