2013年発行ということで、割と新しい本かと思って読んでいました。あとがきには1857年に書かれた本の翻訳と書かれており、100年以上愛読され、また時代に左右されることのない古典というべき本なのかも知れません。
著者がイギリス人で、なんとなくイギリスの時代背景(政治的なものも)が見えました。
学者、画家、政治家など様々な分野で活躍した人たちの膨大なエピソードが断片的に登場します。
この本は王道を書いてます。
王道こそがすっきりとわかりやすくまたブレない強さを持つんだなと改めて感じました。
どうしたらうまくいくか、どうしたら夢を叶えるのか、その答えは実は誰もが本当は知っているけれど、実践することがなかなか難しい。だからもっと楽にできることはないだろうかと探してしまう。
そんなものは多分なく、あったとしても一瞬の儚いもので、結局王道に勝る物はないかと思います。
この力強い内容に、かなり怯みますが(笑)
勇気を与えてくれるのも事実。
図書館で借りましたが時々読み返したいので、一冊は購入しようと思います。
“繁栄はともすればうぬぼれの心を増長させるだけの役にしか立たない。決意を固め不屈の勇気を奮い起こすには、逆境に身を置くほうが有益ですらある。政治思想家バークは次のように語っている。
「困難と闘いながら、人間は勇気を高め、才能をみがき上げていく。われわれの敵は、実はわれわれの味方なのだ」”
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2014年12月17日
- 読了日 : 2014年12月17日
- 本棚登録日 : 2014年12月17日
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