生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社 (2007年5月18日発売)
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感想 : 1458
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私には難解な内容だったが、著者の美文に引き込まれて、あっと言うまに読み青えたという感じ。
『生命とは動的平衡』という考えが良く理解出来た。
率直に「生命を機械的に、操作的に扱うことの不可能性」と結論してしまう科学者の精神の強靱さには感嘆してしまう。

些か的外れかも知れないが『生命の動的平衡』ということから、「いのちは個々に所有するものではなくて、大きなひとつで生物はそれを一定期間分け合っている」という仏教的な思想を思い出してしまった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2015年12月21日
読了日 : 2015年12月21日
本棚登録日 : 2015年12月7日

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