かなり以前(20年以上前)に、著者の講演、そして宴席で話を聞いたことがある。
硬派・そして確固たる教育観をもっている方だと感じていた。
2020年8月末に、授業づくりネットワークの石川晋氏のTwitterで、著者の名前を目にした。
「寺崎さんのお話には、一つずつ痺れた。
真理を希求し続けるということはどれほどすごいことであろう。」
石川氏にそこまで言わせる著者の考えとは、どのようなものだろう。
手軽に入手できるこの本を取り寄せてみた。
ページ数は比較的少ない。
しかし、濃厚である。
<目的>を自覚するほどに、指導の軸はブレなくなる。
<目的>と<目標>の違い。
第1章の20ページほどを読み、「生徒指導上、自分の未熟な部分はここにある」と、かなり明確に認識できた。
「『自己支配』ができればできるほど、あなたの自由は広がっていくのである。」(p103)
自ら追い求め、その上で子どもたちに説いていくストイックな考え方に、私は強く心惹かれた。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
教育書
- 感想投稿日 : 2020年9月19日
- 読了日 : 2020年9月20日
- 本棚登録日 : 2020年9月19日
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