流跡

3.15
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本棚登録 : 489
レビュー : 98
著者 :
geneplusさん 小説   読み終わった 

朝吹氏の、ことばに対する誠意のようなものがうかがえる作品だと感じた。

デビュー作には作家の全てが詰まっている、という話はよくある。『きことわ』で朝吹氏を知り、その後『流跡』を読んだ私は、まさにその通りだと思った。

個人的には、『きことわ』よりもことばの流れが朴訥としていて好感が持てる。
ただ、小説としての物語内容までもがどこかへ流れていってしまうのではないだろうか、と感じさせられる危うさもある。常に動き続け、小説の枠外へはみ出てしまいたいと願う物語世界がそこにある。

置き去りにされた枠組みと、枠組みから流れ去った世界。その生々しい流跡が確かに感じられる作品だと思った。

レビュー投稿日
2013年11月5日
読了日
2013年11月5日
本棚登録日
2013年11月5日
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