一作家一編で、作家陣がとても豪華な顔ぶれの短篇集。奇想・幻想的雰囲気の作品が多く楽しめた。シャルル=ルイ・フィリップ『アリス』のブラックさがかなり強烈で、ジュリヤン・グリーン『クリスチーヌ』はその構成や醸し出される幻想性、クリスチーヌの神秘性や、様々な事がはっきりとは書かれず暗示されるだけにとどまっているところなど、素晴らしかった。アポリネール『オノレ・シュブラックの失踪』も好みで、全体的にやや古めかしい感じはあるけれど、うーん、良かった!
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- 感想投稿日 : 2013年10月9日
- 読了日 : 2013年10月9日
- 本棚登録日 : 2013年10月9日
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