君に友だちはいらない

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本棚登録 : 1978
レビュー : 229
著者 :
前原政之さん 若者論   読み終わった 

 京大客員准教授で投資家の著者が、ベストセラーとなった『僕は君たちに武器を配りたい』につづいて、若者たちに“これからの社会で上手に生きていく方法”を説いた本。
 『僕は君たちに武器を配りたい』はオッサンの私が読んでも面白かったので、本書にも手をのばしてみた。

 今回のテーマは、「チームアプローチ」論。若者が起業などをするにあたって、どのようにチームを作り、運営していったらよいかが説かれている。
 カバーに『七人の侍』のワンシーンが用いられているのは、あの映画に「チームアプローチ」の一つの理想型が描かれている、と著者が考えるゆえである。

 そういう本が『君に友だちはいらない』というタイトルであるのはなぜか? 本書の最終ページにはこんな一節がある。

《夢を語り合うだけの「友だち」は、あなたにはいらない。
 あなたに今必要なのは、ともに試練を乗り越え、ひとつの目的に向かって突き進んでいく「仲間」だ。
 SNSで絡んだり、「いいね!」するだけの「友だち」はいらない。
 必要なのは、同じ目標の下て、苦楽をともにする「戦友」だ。》

 しかし、いまどきの若者がもっぱら大切にしているのは、そういう「友だち」のほうであろう。「友だち」がどれほど多くても、これからの人生を切り拓く力にはならない。だから、「友だち」とのつきあいに力を注ぐより、「仲間」「戦友」を作れ、と著者は言うのだ。

 随所に興味深いエピソードがちりばめられ、読み物としてクオリティが高い本である。
 ただ、基本的に若者向けに書かれているうえ、フリーランサーである私はそもそも「チームアプローチ」とほぼ無縁だ。ゆえに、あまり参考にはならなかった。

 起業を目指す大学生とかが読めば、得られるものも多い本だと思う。

レビュー投稿日
2018年10月14日
読了日
2014年2月1日
本棚登録日
2018年10月14日
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