私は白石和彌監督作品では『凶悪』も『孤狼の血』も『日本で一番悪い奴ら』も好きだが、これはまったくノレなかった。
脚本も『凶悪』の高橋泉だし、ピエール瀧、リリー・フランキーという『凶悪』コンビも出ているし、実際の事件に材を取っている点も『凶悪』と共通である。
にもかかわらず、なぜ『凶悪』と似ても似つかないクズ映画になったのか?
こんなムチャクチャな映画が、よく企画段階や脚本段階でポシャらなかったものだなァ……と、むしろそのことに感心してしまうような出来。
後半に出てくる門脇麦の、鬼気迫る熱演だけが救い。
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カテゴリ:
日本映画
- 感想投稿日 : 2018年12月17日
- 読了日 : 2018年12月17日
- 本棚登録日 : 2018年12月17日
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