ゲノムが語る人類全史

  • 文藝春秋 (2017年12月14日発売)
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ゲノム・遺伝子を題材にした人類の歴史、ゲノムや遺伝子について最近の研究を踏まえた解説の2部構成。
人類がネアンデルタール人と混血していると判明したことは、かつて読んだことがあった。我々が直線的に進化してきたわけではなく、行きつ戻りつ、混血を繰り返しながら、ある者は途絶え、ある者は子孫を残し今を構成する。その壮大さは簡単な想像を許さない。1000年も遡れば、今の欧州に生きる人の共通祖先がいるという。俄かには信じがたい、驚くような話に満ちている。
一方、翻訳書ゆえか、原書に問題があるのか、読みづらく、意味の取れない箇所があったのが残念。読み易ければもっと楽しめたのに。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2018年3月28日
読了日 : 2018年3月28日
本棚登録日 : 2018年3月28日

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