心ヲナクセ体ヲ残セ (角川文庫)

著者 :
  • 角川グループパブリッシング (2008年9月25日発売)
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本棚登録 : 37
感想 : 4
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小鳥の眼から世界を理解するという、ストーリー。
ジーンは遺伝子です。


卵の殻を破って、この世に生まれてくるのも
ジーンの導きによって。
そしてひとりだちし、南へと渡る。
南の島で初めてオスと出会い、交尾する。
命を燃やす激しいひととき・・・

無事に卵をやどした小鳥は
やがてまた北へと飛んで、卵を生む場所を作りはじめる。
すべてのエネルギーを使い果たすそのときまで
ジーンは常によりそって一心同体だったのですが、
最後、小鳥が精魂尽き果てた瞬間、離れて行ってしまうのです。

ジーンの関心はもはや、次の命である卵に向かうんですよね。

それは小鳥も深く納得できることでした。
ジーンはずっと長いこと
そうやって、過去から未来へと命をつないでいくものなのだから。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2010年2月16日
読了日 : 2010年2月16日
本棚登録日 : 2010年2月16日

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