東大法学部出身力士の山田山は、師匠の言いつけで新弟子探しに海外へと旅に出た。
ところが船に乗りカリブ海へ向かう途中、不運にも嵐にあってしまう。
目が覚めるとそこは見知らぬ場所だった。
山田山が巻き込まれたのは、今はなき海賊船グロウブ号が残したというお宝探し。
意味ありげな「ジュウ諸島の唄」や秘密の地図といった様々な小道具が登場して話に引き込んでいってくれます。
ただ―――
本筋以外の遊びの部分の話やたとえ話が多く、しかもしつこいくらい長く感じてしまいました。
漂流した島から脱出しようと頑張るところまで面白く読んでたんですが、以降、中だるみがはじまって気持ちも急降下。
この本は未完となっており、著者はもう他界されているので完結されることはありません。
うう~ん、もったいないな。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2011年8月14日
- 読了日 : 2011年8月11日
- 本棚登録日 : 2011年8月14日
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