スクールボーイ閣下〈下〉 (ハヤカワ文庫NV)

  • 早川書房 (1987年1月31日発売)
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本棚登録 : 255
感想 : 18
3

スマイリー三部作の二作目です。
スクールボーイ閣下というのは、今回の主人公ともいえるジェリー・ウェスタビーはスマイリーを慕う臨時スパイで、何度も結婚離婚を繰り返したりとわりと破滅的な生活を送っていますが、中国人スパイを追って東南アジアを行き来します。
相変わらず登場人物が個性的で面白いです。スマイリーの部下、コニーやギラムは前作にも出ていたし、中国専門家ディサーリスや雑用係(と言いつつも戦闘のプロ)のフォーンもどの人もキャラ立ちまくってます。
最後の方で書かれるスマイリーとジェリーの絆も切ないです。
面白いんですがややこしく長いです。ジェリーの行動もちょっと理解しがいたいところもあります。香港の記者クラブにいるクロウやルークの方が魅力的でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2014年読んだ本
感想投稿日 : 2014年8月12日
読了日 : 2014年8月9日
本棚登録日 : 2014年8月9日

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