甘粕正彦 乱心の曠野 (新潮文庫)

  • 新潮社 (2010年10月28日発売)
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本棚登録 : 282
感想 : 27
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大杉栄・伊藤野枝夫妻を殺害し、かつ満州国建国に関わった甘粕正彦という人物について綴った一冊。

満州に行った後は、満映という国策映画会社で理事長を勤める傍ら、裏金作りと諜報活動に奔走してたみたいで、単なる暗殺者だけではなく多面体の彼について知ることができた。

また、今でこそ中国では偽満州国と言われ、侵略戦争の象徴みたいな見方をされてるけど、少なくともその当時は真剣に夢を追って活動してたのがよくわかった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史
感想投稿日 : 2016年1月31日
読了日 : 2016年1月31日
本棚登録日 : 2016年1月31日

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