ナショナリズム―1890ー1940 (ヨーロッパ史入門)

  • 岩波書店 (2009年8月27日発売)
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 本書は1890年~1940年までのヨーロッパにおけるイデオロギーとしてのナショナリズムについての入門書として書かれている。そのためまず冒頭の章では、ナショナリズムに関する研究史を、近代派と連続派に大別し引用・説明する。そのうえで実際の歴史上に見える地域主義や国家におけるナショナリズムの統合、偶像化、少数派ネイションと少数派民族におけるナショナリズムの表出の差異、ファシズムと過激なナショナリズムの関連性と違い、そしてナショナリズムへの同時代人の反応について一部実例を交えながら概観する。

 入門書だけあり、一般的な主流解釈を中心にまとまっている反面、著者独自の思想性は薄い(望むべくもないのだが)。教科書としてはうまく書かれており、この時代の西洋史をはじめようとしている人には手にとって損はない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 西洋史
感想投稿日 : 2010年6月27日
読了日 : 2010年6月27日
本棚登録日 : 2010年6月27日

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