モノクロ映画にちょっと色をつけた感じの珍しい色調。カメラはほぼ固定で動かない。音楽はなし。セリフはやや棒読みで、端正にもほどがあるという作り。それが悲劇的な話になっていくいい雰囲気を醸し出している。

音楽は最後の殺陣になると和太鼓が入る。殺陣はリアリティ重視で、みんな刀が怖いので腰が引けている。来るな来るなと振り回すような殺陣。リアルな割に斬ると着物が裂けたりはしないし、血もあまり出ないで絶命してしまうという古い作りのチャンバラである。新雪の上での殺陣なのでやり直しがきかない。話もシンプルで、駄作になりそうな話を抑えたタッチで描いたことで味のある小品となった。監督さんの次回作も見たいですね。

2018年12月10日

読書状況 観終わった [2018年12月10日]
カテゴリ 映画

尋問を始めると怪奇現象が起きてイスや机が飛んで来ていたという強面の小暮刑事が足首のない女子高生殺人事件に捜査にあたる。コンビが若くて小柄な女刑事名島。しかし警部補で自分より上というコンビ。

『おいおい勘弁してくれよ』だったのが次第の彼女の頭の回転、対応の良さで『うかうかしていると、お荷物になるのは自分のほうかもしれないぞ』と思うところがおかしい。なにせ相手は今どきの女子高生で、おじさん小暮との対比が面白さの一つになっている。

『なんでそんなの小暮さんが知ってるんですか。ラブ・イズ・イリュージョン?そういう似合わないこといってると、口が曲がりますよ。』には笑ってしまった。

そこはかとないユーモアを交えながら、この凸凹刑事コンビが面白い。一方で警察組織のディテイルも丁寧に描く。手柄を立てたくて間違った人を犯人に仕立てようとし、小暮は逆に捜査から外れたりする。

均衡のとれた書きっぷりでとても面白く、犯人もそこそこ決まったのだが、この本は



ラスト○行で全てがひっくり返る鳥肌モノの小説7選で紹介されていて、最期の章で最期の殺人については別の犯人が用意されている。それが、きもさぶという言葉を使う。

きもさぶについては、
「それも流行り言葉か?」
「ううん、いま考えたんだ。私のオリジナル言葉だよ」
という会話が最初にあるので特定されてしまう。木暮の娘だ。
しかし、この犯人は伏線もなく取ってつけたようだ。そしてせっかく面白いコンビなのにこの章の存在で次回作はないのではないかと思う。もったいない。

【衝撃】ラスト○行で全てがひっくり返る鳥肌モノの小説7選 - NAVER まとめ https://matome.naver.jp/odai/2145355979956024301

2018年12月9日

読書状況 読み終わった [2018年12月9日]
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セルフカバー集。といっても聞いたことがあるのは2曲程度。だいぶ聞いて来なかったことになる。コンパクトな演奏でエッセンスを伝えてる。シャキシャキとして悪くないのだが、芸術的な高尚な音楽になってしまった感じがある。

2018年12月8日

読書状況 聴き終わった [2018年12月8日]
カテゴリ 音楽

ずいぶん漫画チックにして大娯楽映画に仕上げているTBS開局60周年記念作品。野村萬斎って不思議な役者だ。かなりのオーバーアクションなのだがそれが臭くならない。通常だと薄っぺらに感じられるこの作品でも彼の存在で安っぽくならない。他のキャラクターはそれに右に倣えになるので破綻しない。

また、《シンゴジラ》の樋口真嗣が監督なので、スローモーション、接写の多用、CGの活用などがうまくてコミカルなところは迫力あるところがうまく同居している。原作も講談調だったので映画にも馴染む。原作と脚色が同じ和田竜なのでそのへんもよく心得ている。

とはいえ、都合のいい話だと感じるしCGもちょっとしくじってる。でも史実にある話で反論できない。

2018年12月8日

読書状況 観終わった [2018年12月8日]
カテゴリ 映画

根本さんの手癖、メロ癖の殻からなかなか抜け出せないですね。その中ではアルバムタイトルの「還暦少年」が出色の出来だが、後は凡庸。もう2,3曲目につく曲があるといいのだが。

2018年12月7日

読書状況 聴き終わった [2018年12月7日]
カテゴリ 音楽

普通の生活をリアルなタッチで描く作品は気持ちが入り込んでいくことが多いのだが、これはあまりに普通の生活すぎて、風景のようで、ドラマの中の生活に入り込めない。引っ張り込むだけの情報量が少ない感じがする。木村多江は熱演していたし、リリー・フランキーにハズレはないはずなのだが。法廷画家という職業、10年間を描いているあたりがユニークなところ。

2018年12月7日

読書状況 観終わった [2018年12月7日]

ベストということで聞いた事がある曲が何曲か。でもあまり多くない。二枚目は静かな曲が多く少し退屈する。それでもメロディメーカーとしての才能はたいしたもので、バイオリンが語るように音を奏でてる。時としてうっとり。

2018年12月6日

読書状況 聴き終わった [2018年12月6日]
カテゴリ 音楽

日テレが作ってるせいなのか演技がテレビドラマ風。分かりやすいけどコントみたいだ。

おばあちゃん@倍賞美津子が、若き日の自分@多部未華子に姿形が変わってしまう。孫のバンドに入り、バンドを成功させる。若き日、子ども@小林聡美を連れて苦労しており、三代に渡る交流が若くなったことで図られるが、都合よく輸血する事態が生じるなどどこまでもベタなコントは続くという感じだ。歌が入ると見やすくなるが、多部未華子が口パクで白けてしまう。

2018年12月5日

ネタバレ
読書状況 観終わった [2018年12月5日]
カテゴリ 映画

思ったよりロック色が強いが、基本ポップロックでクール。こういうタッチのバンドが最近多い。聞きやすいメロディと声なんだがあまりひっかからない。ワタシの耳にはフックをあまり感じられない。「天国と地獄」のようなロック色が強いものが印象に残る。何度も聞いていたら馴染むのかもしれないがそこまで熱心にしなくても。

2018年12月3日

読書状況 聴き終わった [2018年12月3日]
カテゴリ 音楽

子どもがレイプされ焼かれて死んでいることの捜査が不十分だと母親が屋外広告を出すというのは面白いアイデアだが、どう不十分なのかというと、全国のDNAを登録して照合するばいいなんて言うからこれだとクレイマーの類だ。もっとも警察も確かにやる気がなく黒人差別主義者をクビにしたらゲイしか残らないなんて言ってる。母親が怒るのももっともである。名指しされた署長はガンで自殺する。広告とは関係ないと言うが、部下は怒って、広告管理の男を二階から放り出してしまう。これもめちゃくちゃだ。さらに広告が焼かれてしまう。それに怒った母親は警察に火をつけ、警官はひどいやけどを負ってしまう。怒りの連鎖が暴走する展開で、どちらも常軌を逸している。そのことに気がついた双方が少しずつ軌道修正していくラスト。もともと広告を焼いたのも警察ではなくて元夫だったりしたこともある。あまりに極端な例で、怒りの連鎖には気をつけましょうというメッセージとして受け取る気にもならない。国の国とのありようなどと思うと少しはリアルかもしれない。善と悪といったパターンした人間の捉え方をしてないところでは面白い。

斎藤工今年のベスト1 2018/11/5 映画工房

2018年12月1日

ネタバレ
読書状況 観終わった [2018年12月1日]
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アルバムをキチンと聞くのは初めて。歌詞がチンプンカンプン。エッジのたった声があまり好みではない。ということでそう興味は湧かないのだが、思ったよりロック色が強い。ちょっとけだるい感じもあるけど、ポップ調で攻めてくると力があったり、レイドバックするとはっぴーえんどあたりを連想するところもある。懐が広そうだ。

2018年11月30日

読書状況 聴き終わった [2018年11月30日]
カテゴリ 音楽

打席に入る前に、声をかけたり、その人のエピソードが挿入されると勝ちとなる というパターンがちょっとワン。最後は七嶋の勝ちとなる。左投げが相手チームをバカにしているという批判がやまない。それで準決勝でも左で登板する。それはちょっと七嶋らしくないのだが何かオチがあるんでしょうが。右手が怪我をしていると考えのが普通で、それほど非難の嵐とはならないと思うが。

2018年11月30日

読書状況 読み終わった [2018年11月30日]
カテゴリ コミック

七嶋が左投げを甲子園劇場を味方にするために左投げを選択するが最初はうまくいかない。1点をとられてしまう。ノックマンチームの鉄壁守備で1点がとれないという展開なんだろう。

2018年11月29日

読書状況 読み終わった [2018年11月29日]
カテゴリ コミック

当然、樫野が優勝。甲子園も一回戦を突破する。

2018年11月29日

読書状況 読み終わった [2018年11月29日]
カテゴリ コミック

ボストンマラソンの爆破事件を扱った映画。主人公はいるだけど、いろんな人を点描のようにさらっていく客観的な演出で不思議な緊張感を醸し出し爆破時間が迫ってくる。それからは警察、FBIの猛追跡が始まる。犯人のことを全く知らなかったので面白く見た。ちょっとしたカメラの動きから犯人を特定していき、犯人がカージャックしたあたりが足がついて、銃撃戦となる。住宅街の銃撃戦がスタイリッシュではないがリアルでかなり見応えがある。そして外出禁止として逃げた犯人を捕まえる。愛が勝つといったことやボストンの街の絆を称えるといった話になっていく。プライドを持つことはいいことだけどちょっとくどい。

2018年11月29日

読書状況 観終わった [2018年11月29日]
カテゴリ 映画

知ってる曲は意外と少ない。「 小さな願い」「チェイン・オブ・フールズ」くらい。曲はどれも短く、バックコーラスとの掛け合いの後シャウトで締めるというパターン。昔の曲は短いので途中で終わってる感じがするくらい物足りない。「エリナー・リグビー」「明日に架ける橋」はアレンジがユニーク。「レット・イット・ビー」は入れないのだろうか。

2018年11月29日

読書状況 聴き終わった [2018年11月29日]
カテゴリ 音楽

決勝まで進むが、トクさんが前日に亡くなってしまい、七嶋は抜け殻のようになって試合に臨む。打撃の浦秀の前に点差は開くばかり。それでバラバラだったチームがまとまっていくという動きが見えて、これでなんとかなるのだろうが5回がすんで、9-5。まぁ負けることはないだろうし、こうやってドラマを作っていくんだなと感心する。

2018年11月28日

読書状況 読み終わった [2018年11月28日]
カテゴリ コミック

チームがバラバラだし、試合前なのにハードワークをする七嶋。6回までに7-0でこのまま7回が0点ならコールド負けというところまでいく。チームに力がないのでしょうがないという流れなのかと思わせる。ハードワークは準決勝、決勝に体調をもっていくとそうなるそうで、でも、一回戦で負けたらそれもないのだが。9回裏2アウト。内野にフライというところでこの巻は終了する。

2018年11月27日

読書状況 読み終わった [2018年11月27日]
カテゴリ コミック

誕生日にまつわるアンソロジーを作ろうとして、量が足りないと書いた短編をイラストをつけて一冊の本にしたもの。

『雰囲気はいかにもひやりとして硬く、夜の海に浮かべておいたら、船がぶつかって沈んでしまいそうだ。』

『年老いていく独身男につきもののある種の匂いが、彼のまわりにひっそりと漂っていた。咳止めドロップと新聞紙をしばらく一緒に引き出しに入れておいたような匂いだ。』

誕生日に店のオーナーから一つの願いを叶えてもらう。「あなたはもうきっと願ってしまったのよ」の一文が素敵だ。

2018年11月26日

読書状況 読み終わった [2018年11月26日]
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映画会社のスタートから記述して、時代劇の栄枯盛衰を膨大な資料とインタビューと愛情と分析力でまとめている興奮の一冊。

東映は片岡千恵蔵、中村錦之助等のスターをもつ王国東映京都撮影所だが、黒澤時代劇の衝撃から、工藤栄一等の集団時代劇に移行、さらに任侠映画と続いていく。

東映京都テレビプロダクション いい加減な初期設定の中で進んでいく「素浪人花山大吉」、ホームドラマの要素を入れた「銭形平次」がヒットする。

大映は「羅生門」など芸術的映像に力があって、勝新太郎の座頭市などを勝プロといっしょに撮っていくが倒産。そこでできたのが映像京都で、「木枯し紋次郎」がここでスタートする。テレビの「座頭市」五社監督の《鬼龍院花子の生涯》など光と影の芸術的な作品を撮っていく。ここの勝新太郎のこだわりが画面からも伝わっていたがスゴイですね。座頭市は脚本すら軽く扱われ、勝の内面風景となっていく。

松竹は京都映画。狭いスタジオしかなく弱小会社だった。山内久司がここで「仕掛人」をスタートさせる。ノウハウがない中若い人たちが「木枯し紋次郎」に追いつき追い越せでヒットする。

「座頭市」「必殺」「木枯し紋次郎」といずれも映像美に酔って見ていたが、それは現場の熱意があってからこそだったことがよく分かる。にもかかわらず時代劇は散発するものになってしまったのは残念。

2018年11月26日

読書状況 読み終わった [2018年11月26日]
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最近、いじめがテーマのものばかり読んでいるので、またかと思う。今回は生理を始末した汚物を教壇の上に置かれてしまう。ポーチを隠されて、汚物をポケットに入れていたら臭くなって、匂い恐怖で不登校となる。よく考えるものです。

母親は、ヤクザなレストランのマスターにひっかかり散々なことになるし、主人公も翻弄れされる。

10歳の時に30歳の自分から手紙が届きそれ以後未来の自分に当てた手紙の文体にしているのにがユニーク。それは親に頼まれ先生がしたことが分かるのだが、その先生もAVに騙されて出され、彼との仲は疎遠になるし、先生をしていてもそのことがばれて居られなくなったり悲惨な生活を送る。

主人公の友人は、弟がDVにあい、最後は、売春に駆り出させ自殺する。

イヤミスの女王とは言え、これだけ人間の悪意を羅列してつらい話のほうが引っ張り込まれる読み心地はよくない。ミステリに落とすので少しフィクション性が出てくるが、ここでは羅列に終わっていて、最後はとどめの近親相姦でもううんざり。

2018年11月25日

読書状況 読み終わった [2018年11月25日]
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  • グラシム
  • 渡辺香津美
  • ワーナーミュージック・ジャパン / 2016年4月5日発売
  • Amazon.co.jp / 音楽
  • 購入する

『「日々の暮らしと共にあってほしい音楽を」とのコンセプトで造り上げた渡辺香津美流ホームメイド・インテリアミュージック』ということで、少し気持ちいいメロディから外した感じ、それが気持ちいいという音楽空間。音をなるべく削ぎ落として必要最小限にしたといった緊張感が心地よい。

2018年11月25日

読書状況 聴き終わった [2018年11月25日]
カテゴリ 音楽

絶滅動物に興味があって、とりわけアンモナイトフェチ。金曜日の飲み会も「タモリ倶楽部」があるからと断ろうとする。それで20代後半なので恋愛に興味がない女子というタイプ。好きな人は10年前のクラスメイトという中学生のような恋愛観のまま。そんな女子を脱力コメディ風に、センスで切り取って自由に描写していく。

見てる人が付いてこれるかどうか気にしないでセンスで押し切って自由に描いていくのが気持ちいい。松岡茉優が抜群の演技で、彼女の当て振りかと思うほどピッタリの役をなりきっている。

ずっと面白く見ていたのだが、後半、男性経験がないことを暴露されてからのヒステリックな彼女の対応からはちょっと気持ちが冷めてしまう。そんなことをペラっと喋ってしまう男もどうかと思うが、産休を出して、会社を辞めてしまう行動にはついていけない。親身になってくれてる友達を無視し、常識的で彼女を正面切って好きでいてくれる彼を罵倒する。

その前に話があっているのに、名前を覚えてくれてないだけで十年後しの恋愛を諦めてしまうのもどうかと思う。

最後二人は愛し合うようになるがやめとけばいいのにと思う。男から見ると面倒くさい女だ。好きとか嫌いじゃなくて違和感がないことが大切というセリフがあって、なるほどと思うが違和感ありすぎの二人だ。

セリフも面白いのだが、中では
「スティーブ・ジョブスの暴露本を書いたライターの超有名なフォロワーのブログの読者なんだけど生前お忍びで来てたらしい。」

「ちょっとごめん。結局誰が来たんだかわからないんだけど」
というのが好き。
ちょっと原作を読んでみたくなる。

2018年11月25日

ネタバレ
読書状況 観終わった [2018年11月25日]

トミー・リー・ジョーンズが行方不明になった子どもを探す。トミー・リー・ジョーンズが軍警察を退いた感情を抑えたクールなキャラクターでこれがいい。探すといった捜査に近いことにはプロである。このあたりはハードボイルドタッチだ。そして子どもは殺されていることが分かり、ここからはフーダニットのミステリの要素が強くなる。ファミリー物語でもある。さらに事件は一般警察が死体をひきずって軍警察のエリアに持ち込んだりと双方の警察の対立や過酷なイラクの戦場の様子からストレスを抱える若い兵士の実態など軍隊のありかた、過酷な戦争の実態、反戦といったことも見えてくる。テーマが絞り込めてないので散漫なところもあるが、現実はそんなもので複数の要素がからんでる感じがいい。地味ながら見応えのある良作だと思う。しかし、邦題は悪い。どこが告発の時なんだ。

2018年11月24日

ネタバレ
読書状況 観終わった [2018年11月24日]
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