「ずっと自慢の息子でした。息子殿がこの世に生まれてからと言うもの、父は幸せでありました」
酒屋の老人の任意後見人となり老人から生きがいの酒屋を続けさせまいとする息子たちとの争いになる。いくら後見人とはいえここまで肩入れするものかと思うが、最後老人に死ぬことで老人問題について考えてしまううまさがある。読み終えてふっと現実に帰る。はまって読んでたんだなぁと思う。このふっが
読書の醍醐味ですね。
上の言葉は老人の遺言状の一文。一時は別居という話にまでなっていた親子なのだが泣かせる。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
コミック
- 感想投稿日 : 2010年3月28日
- 読了日 : 2009年3月16日
- 本棚登録日 : 2009年3月16日
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