リーチマン(3)<完> (モーニングKC)

著者 :
  • 講談社 (2013年6月21日発売)
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本棚登録 : 55
感想 : 4
5

いつの間にか3巻出てた・・・と思ったら完結してたぁ・・・
連載時から単行本が出るのを待ってて、1巻から初版で買ったという
最近ないような漫画だったのに・・・終わってしまってた・・・

まあ、ダラダラと続くような漫画は好きじゃないので
これでよかったような気もするけど・・・
ラストはちょっと打ち切りパターンっぽかったなぁ。
せめて5巻は行くかと思ったんだけど・・・。
人気がそんなにあるとも思えず・・・

でも、「誰が買うんだこんな漫画!?」と問われれば、
「それは俺だ俺だ俺俺だ俺だ!」と応えます。
これは俺のための漫画だったんだよ・・・。
俺にとってはものすごく、大切な漫画。


この作品との出会い。
年イチで学生の時の友人たちとキャンプに行くのを10年ぐらい続けてて、
その時にリーマンの友達から教えてもらったんです。
「○○(俺)が主人公みたいな漫画があるよ」と。
リーマンはひまつぶしに雑誌や島耕作を読むので詳しい(笑)。
その時はまだ、1巻出てなくて。

1巻を読んだ時点では、なんとなく
絵は黒田硫黄、話は福満しげゆきだなーって感じでした。
小説は私小説を読むのが好きで、
音楽の詞も私小説が好きで、
そしてこの『リーチマン』も私小説だったのです。
(漫画でも探せばけっこうあると思う、花輪和一とか)
なので、まずよくこれ連載させて、単行本化させたよなあ・・・と。

原作者名=主人公の名前なんです。
で、実際のところは漫画家になるのを原型師になる話としている。
それプラス、主夫なので料理の話と、自転車の話。
なので完全に趣味的なもの、作者が好きで詳しいことの集積。
大瀧詠一風にいえば「シュミシュミ漫画」。
結局ね、話作れないんだったら自分のこと出すしかないんですよ。


でも、米田さんはもしかしたら模型についてあまり詳しくないかも。
友人orブレーンに詳しい人がいるか、資料を集めたかどっちか。
おかしい描写がけっこうあります(笑)。
●スパチュラで悩みすぎ
上手い人ほど工具は自分で加工したりするので、
高い工具は使わなかったりする
●コンプレッサーの値段が高いのと、なんでイマサラ?
昔より定価ちょっと上がったけどそんなに高くねえよ!
あと、買う人は最初に買って徐々に使用頻度下がると思うんだけど・・・。
●目標の方向性がおかしい(笑)
なんでコンテストなんだよ・・・イベント目指すだろ普通・・・常考
コンテストを目指すのは漫画家or小説家です。
●最大の間違いは、一般的には「造形師」じゃなくて「原型師」。

とまあ色々ツッコミどころもあったんですが、
全体としては面白い漫画でしたよ。愛してました。
とくに料理の話がめちゃくちゃ好き。
1巻の高村光太郎の話も泣けた。
2巻の震災の話をそのままやったのもよかったし、
3巻のダンスの話は腹抱えて笑いました。最高。

あんまり人にお薦めする漫画ではないけども、
漫画好きなら読んで損はないカルト漫画だと思います。
俺、こういうの大好き。

で、最初に「私小説」な漫画を描いちゃったもんだから、
米田先生の次回作は一体どうなるのやら・・・?と
他人事ながら非常に心配しております。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 漫画
感想投稿日 : 2013年9月6日
本棚登録日 : 2013年9月3日

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