空の境界 上 (講談社ノベルス)

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本棚登録 : 3011
レビュー : 326
著者 :
godotさん ライトノベル   読み終わった 

交通事故で死に限りなく近づいたことにより、少女は直死の魔眼(万物の綻びが視える)を手に入れた……。
中二病といわれてしまえばそうかもしれない、しかしこの作者のすごさは設定の裏付けにある。例えば「死の線」について(生物はどれも不完全だから生まれ変わって完全になりたいという願望がある→生きる意志とは別に、死を望んでいる→死の線が存在)。徹底された設定により、この世界観の中ではおよそ矛盾が生じない。
式をはじめとする異能者たちと世界のあり方を記した物語だが、おそらく作者が真に伝えたいのは誰もが「拠り所」を必要としているということ。
独創的な視点で紡がれていく世界観に追いつかず、ページの往復を繰り返すことになるだろう。上手くはまれば、これ以上にない出会いとなるが、合わない人は途中で投げ出すことになる。それでも読みたいというならば是非もない。奈須きのこの世界に挑戦してみるといい。

レビュー投稿日
2010年4月5日
読了日
2010年4月5日
本棚登録日
2010年4月5日
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